焦点工房 銘匠光学 TTArtisan AF 27mm f/2.8 APS-C 単焦点レンズ(eマウント)をレビュー!持ち運びに最適なサイズ感が良い

この記事でわかること
  • 銘匠光学 TTArtisan AF 27mm f/2.8の特徴
  • 銘匠光学 TTArtisan AF 27mm f/2.8の使用感
  • 銘匠光学 TTArtisan AF 27mm f/2.8とα6700を使った作例

理想の大きさのレンズを見つけました。

先日MapCameraに行った時に、今持っているα6700に合う小さな単焦点レンズがないか店員さんに相談して教えてもらったのが、本記事で紹介する銘匠光学 TTArtisan AF 27mm f/2.8

値段的にも、サイズ、写り的にも理想でしたがその場では決断できず。

ただ、どうしても欲しくて後日購入しました。

本記事では

・なぜコンパクトなレンズが欲しかったのか
・買ってみてどうだったか
・実際の作例等

についてまとめているので参考になると嬉しいです。

それでは参りましょう!

KD

値段も安い中華レンズなので正直デメリットもたくさんあります笑
ただ、何よりもコンパクトさと写りが個人的に好きだったので気に入っています

銘匠光学 TTArtisan AF 27mm f/2.8
総合評価
( 4 )
メリット
  • 小さくて軽く、カメラに装着した時のサイズ感も良い
  • F2.8と明るいレンズで写真がよくボケる
  • オールドレンズ風の色味で写真を撮ることができる
  • 画角がフルサイズ換算で40mmと使いやすい
  • オートフォーカスに対応
  • 新品を2万円台で購入できる
デメリット
  • 絞りを調節するときにカチャカチャ音がなる
  • ファームウェアアップデートがMac非対応
  • ドーム型レンズフードを装着しづらい(安定感にも欠ける)
  • 最短撮影距離が遠い(35cm)

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目次

銘匠光学 TTArtisan AF 27mm f/2.8 購入理由

一番の理由はとにかくコンパクトなレンズを購入してお散歩カメラの相棒にしたかったから。

僕はカメラはα6700、レンズはSigmaのF2.8 Contemporary 18-50mmをメインで使っているのですが、ズームレンズなので装着した時のコンパクトさに課題を感じていました。

例えばふらっと散歩に行く時にポケットに入らなかったり、小さいカバンに入れた時にスペースを埋めてしまったり、という感じ。

α6700×Sigma / ズームレンズなので長さが出る点が課題

大前提、このレンズ自体は超気に入っていて、18-50mmと幅広い焦点距離をカバーすることができ、写真・動画の写りも綺麗です

ただ、例で挙げたようにふらっと散歩に行くときや手荷物少なめでカメラを持って行きたい時にレンズの大きさが気になっていたので、サブレンズとして何か良いものがないか探し始めたのがきっかけです。

銘匠光学 TTArtisan AF 27mm f/2.8 開封と付属品

箱は下の写真の通りで非常にシンプル。

続いて付属品。

説明書と保証書、ドーム型のレンズフード、ファームウェアアップデート時にも使用する蓋(レンズ後方に装着)

このレンズはタイプCケーブルを使ってPCと接続をすることでファームウェアアップデートが可能です。

安いレンズですが、レンズ自体のアップデートを行うことができる点は良いですね。

ただ、、、1点非常に残念な点がMac非対応ということ。

僕はMacしか持っていないので、ファームウェアアップデートを行う場合、やり方を考えないといけないです。

Macにも対応してくれていたらよかった・・・

レンズに装着し、タイプCケーブルを使ってPC(Windows)と接続することでファームウェアアップデートが可能

とはいえアップデートができなかったとしても写真写りに影響はないと思うので、そこまで気にしていません

ちなみにドーム型レンズフードについては装着時の見た目が好みの状態ではなかったので僕は基本的には使わない予定です。(装着時の安定感にも課題がある)←詳細後述

ドーム型レンズフード

銘匠光学 TTArtisan AF 27mm f/2.8 装着の儀

実際に装着するとこんな感じ。

KD

僕はα6700(SONYのミラーレス一眼レフ/APS-C)しか持っていないので、装着の写真やこの後の作例も全てこのセットアップになりますmm

この収まりの良さ、めっちゃ良くないですか?

先ほど載せたSigmaのレンズとの組み合わせと比較すると明らかにコンパクトになりました。

横から見るとこんな感じ。

レンズが短いだけでここまでコンパクトになります。

ちなみに付属品のところで紹介したドーム型レンズフードを装着した状態はこう。

ドーム型レンズフードを装着

気にならないと言えば気にならないのですが、なんか見た目が野暮ったくなった気がして僕はあまり好きじゃなかったです。

装着方法もただ嵌めるだけで、きちんと装着できたのかが不安になる仕様。

装着頻度が高いとレンズ内側にスレがつきそうなので使うのはやめておこうと思っています。

ちなみにレンズキャップを装着する時にちょっとスレがつきました。苦笑

銘匠光学 TTArtisan AF 27mm f/2.8 スペックと使用感

続いて仕様について。下表はAmazon商品ページ、公式サイトの情報を参照しています。

ブランド‎TTARTISAN
焦点距離 (広角側)‎27 ミリメートル
F値 (広角側)‎2.8 ミリメートル
レンズ構成‎標準
カラー‎ブラック
サイズ‎E マウント
製品サイズ‎2.9 x 6.1 x 6.1 cm; 250 g
最短撮影距離0.35m
絞りF2.8-F16
絞り羽根7枚
フィルター径39mm

AFについて

公式サイトより以下引用しております。

STM(ステッピングモーター) + リードスクリュータイプの駆動方式を採用し、スムーズで静かなオートフォーカスが可能。容易に決定的瞬間を捉え、滑らかな動画撮影や瞳AFにも対応しています。
※動画AFや瞳AFは、像面位相差AFを搭載したカメラのみ対応。

僕はα6700と一緒に使っていますが、象面位相差AFを搭載したカメラであれば瞳AF等に対応しているので純正とまではいかないまでも、同じような感覚でAFを使うことができます。

ただ、個人的な印象ですが、これまで使ってきたSONYのGレンズ、Sigmaのズームレンズと比較するとAF速度は劣ると思いました。

例えば動きが素早い子供の一瞬の隙を逃さないようにシャッターを切りたい方にこのレンズは不向き

最短撮影距離について

僕が使っているSIGMAの18-50mmは最短撮影距離が約12cmでかなり寄れます。

単焦点でいくとSONYのF1.4 15mmのGレンズを使っていたのですが、そちらは約20cmでした。

一方でこのTTArtisanの27mmレンズは35cmなので上記と比較すると距離が遠い

最近は慣れてきたので問題ないですが、慣れるまでは被写体との距離を調整するのに苦戦しました。

銘匠光学 TTArtisan AF 27mm f/2.8 装着した状態をチェック

とにかくコンパクトで、これだけでも購入する価値があるといっても過言ではありません。

重さは下の写真の通り。

レンズ単体で約90gで、カメラと合わせても600g程度。

ちなみに僕がメインで愛用しているSIGMAの18-50mmズームレンズはレンズ単体で約300gあります。

本記事で紹介するレンズがいかに軽いかが伝わったのではないでしょうか。

横並びで見ると小ささが際立ちます。

左:TTArtisan / 右:SIGMA

装着した状態のカメラを持つとこんな感じで、非常にコンパクト。

これなら外に持って行きやすくて良いですよね。

普段近所を散歩する時のスナップ用レンズとしてこのレンズを、ちょっとしたお出かけや旅行、物撮りを行う際はSIGMAを使う感じで使い分けています。

ちなみに普段僕がカメラを持ち運ぶときに使用しているカバンがピークデザインのエブリデイスリング3L(一番小さいモデル)になるのですが、レンズが小さくなったことでスペースに余裕ができました。

3Lのカバンにもすっぽり

銘匠光学 TTArtisan AF 27mm f/2.8 作例

実際に撮影した写真をいくつか載せました。

27mmという画角はフルサイズ換算で約40mmと、非常に使いやすい画角

僕自身、過去にズームレンズで撮った写真を見返しすと40mm前後で撮っている写真が多かったので個人的にも相性が良い画角。スナップ用としては最適だと思います。

MapCameraのスタッフさんにも説明いただいたのですが、大人気の小型カメラRICOH GRⅢxの画角も40mmだそうで、同じような画角で撮影が可能です。

KD

コンパクトさ、性能、画質等々全てRICOHが上ですが、値段はこちらの方が安いのと、オールド風写真が撮れるのはこちらのレンズの強み
とはいえ僕もいつかRICOHのGRを使ってみたい・・・

ボケ感の比較はこちらをどうぞ。

極端な比較にはなりますが、F値を調整するとこれだけ差が出ます

いかがでしょうか。

まさにスナップ用のレンズという感じで、普段使いとの相性は良いと思います。

カバンにカメラを入れておいて写真を撮りたい時にサッとオールドレンズで撮ったような良い感じの写真が撮れる点がお気に入り

このレンズを装着しただけでオールドレンズ風の写真が撮れるの、良くないですか?

F値も2.8~16の範囲で調整できるのでボケ感を出したい時は開放し、全体を写したい時はF値を低くする(数字上は大きくする)ことが可能。

ただ、1点このF値の調整で気になる点があって、それは音。

下の動画の通り、F値を調整するとカチャカチャという音がなります。これが気になる

F値はカメラ側のダイヤルもしくはレンズ本体のダイヤルを回して調節可能

銘匠光学 TTArtisan AF 27mm f/2.8 価格

最後に価格について言及させてください。

純正レンズだと最近のモデルだと5万以上はすると思います。

サードパーティーのレンズも、僕が愛用しているSIGMAで6万円台。

そんな中でTTArtisanのレンズは新品が約2.7万円です。

いつまでこの価格が続くかは分かりませんが、値上がりしたとしても純正や他サードパーティと比較しても安い。

メインレンズではなく、サブのレンズとしての使い方が良いと思いますが、27mmくらいの画角の単焦点レンズを探している方は購入する価値があると思います

まとめ:この価格でオールドレンズ風の写り、コンパクトさを得られるならアリ

本記事では銘匠光学 TTArtisanのF2.8 27mのレンズについてレビューしました。

価格が新品で2万円台と安く、レンズ本体のサイズも非常にコンパクトで使いやすい。

写真もオールドレンズで撮ったような風合いの写真を撮ることができるので、サブのレンズとしてちょうど良いと思います。

ズームレンズ1本、サブでこの単焦点レンズを1本持っておいて、スナップ用に使うのが良いのではないでしょうか。

本記事がTTArtisanのレンズに興味を持っている方の参考になると嬉しいです。

それではまた次回の記事で!

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この記事を書いた人

KDのアバター KD Gadget & Mono Blogger

90年代生まれ 都内在住。
IT企業の会社員の傍らガジェットやモノ、旅行、サウナ等を中心にマイペースにブログを更新しています。
読者の皆様に楽しんでもらえるようなブログを作っていきます!

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