- SONY α6700の概要、スペック
- SONY α6700に決めた理由
- SONY α6700と一緒に使いたいレンズとレンズごとの作例(写真)
α6700を購入して早半年が経過しました。
ほぼ毎日カメラに触れて色々な写真(最近は子供の写真が多め)を撮っていますが、非常に使いやすいカメラで、初心者の僕でもある程度使いこなせるようになってきたのでレビューしたいと思います。
タイトルにある通りこの記事はα6700のレビュー第1弾となります。
第2弾ではこれまでにまとめてきたおすすめのアクセサリーやカメラの保管方法を1つの記事にまとめて紹介予定です。
α6700の購入を検討している方はぜひ両記事とも読んでいただけたら嬉しいです。
それでは参りましょう!
- 軽くて持ち運びがしやすい
- グリップ部分が大きくてカメラを持ちやすい
- ダイヤルが3つあり、ISO・F値・シャッタースピードの調節がしやすい
- オートフォーカスやクリエイティブルックが便利
- カメラと動画どちらでもハイパフォーマンスを発揮する
- 予算があるならα7c IIが良いかも?
SONY(ソニー) α6700:概要とスペック
付属品と外観
全体の写真がなくて恐縮ですが、付属品は下記。
・本体
・ストラップ
・ファインダーにつけるカバー
・バッテリー
・説明書類
続いて外観。
まずは顔から。
キャップを外すとこうなります。
APS-Cセンサーのサイズ感も伝われば幸い。
埃が入ると撮影に影響するため開けっぱなしは厳禁!
グリップ部分の上部にはダイヤルが搭載。
後述しますが、これが便利で撮影効率が高まります。
続いて裏側。
特別ボタンが多い感じもなく、覚えてしまえば操作は簡単そう、というのが最初の印象でした。
側面のカードスロットや充電ポートはこんな感じになってます。
SDカードはUHS-IIに対応しているのでより高速なデータ転送が可能になります。
概要
超ざっくりまとめると、APS-Cセンサーを積んだソニーの最新のミラーレス一眼カメラになります。(2024年4月時点)
センサーサイズの違いについてはSONY公式サイトにある下図がわかりやすかったので参考までに。
最初はフルサイズのカメラを購入することも考えたのですが、カメラそのものが大きくなりそうだったのと、価格がAPS-Cと比較しても高かったのでやめました。
APS-Cとフルサイズで写りにどういう違いがあるのかについての詳細も上のリンク先(SONY公式)で解説されているのでご確認ください。
【ざっくり理解】
・センサーサイズが大きいほどより多くの光を取り込めるため暗所に強く、ボケやすい
・より広い範囲を写すことができる(APS-Cはフルサイズの1.5倍の画角になる)
例:50mmレンズを使用した場合→フルサイズの焦点距離は50mm、APS-Cはフルサイズ換算だと75mm相当になる
スペック
僕が購入時に比較対象としていた機種のスペックと並べてご紹介します。
特にZV-E10は最後の最後までどちらにしようか悩んでました。
下表はAmazonの商品ページより拝借し、一部加工したものになります。
価格は執筆時点(2024年4月5日時点)のものとなりますのであくまでも参考までに。
機種 | α6700 | ZV-E10 | α6400 | α7C |
---|---|---|---|---|
価格 | ¥190,040 | ¥75,240 | ¥115,600 | ¥197,577 |
センサーサイズ | APS-Cサイズ | APS-Cサイズ | APS-Cサイズ | 35mmフルサイズ |
ボディ内手ブレ補正 | 5段 | – | – | 5段 |
瞳AF | 人物/動物・鳥・昆虫/車・列車/飛行機 | 人物/動物 | 人物/動物 | 人物/動物 |
4K Rec. 最高フレームレート | 60p | 30p | 30p | 30p |
測距点数 (位相差検出方式) | 759点 | 425点 | 425点 | 693点 |
検出輝度範囲 | EV-3 – EV20 (ISO100相当、F2.0レンズ使用) | EV-3 – 20 (ISO100相当、F2.0レンズ使用) | EV-2-20 (ISO100相当、F2.0レンズ使用) | EV-4 – 20 (ISO100相当、F2.0レンズ使用) |
最大撮影枚数 (バッテリー性能) | 約550枚 | 約440枚 | 約410枚 | 約740枚 |
カメラ有効画素数 | 約2600万画素 | 約2420万画素 | 約2420万画素 | 約2420万画素 |
最高 ISO感度 (拡張時) | 102400(still)/32000(movie) | 51200(still)/32000(movie) | 102400(still)/32000(movie) | 204800(still)/102400(movie) |
質量(本体のみ) | 約409g | 約299g | 約359g | 約424g |
充電ポート | タイプC | タイプC | MicroUSB | タイプC |
主な特徴
最新世代の画像処理エンジン BIONZ XR搭載
フルサイズモデルのα1やα7R Vにも搭載されているエンジンがα6700にも搭載。
このエンジンを搭載したことで静止画・動画撮影における処理能力が大幅に向上したそう。
これにより高い階調表現や忠実な色再現性能、低ノイズ性能などを実現。
AIプロセッシングユニットを搭載
ディープラーニングを含むAI処理によって人物の骨格や姿勢などの詳細な情報に基づいた高精度な被写体認識が可能に。
カメラ上でフォーカスを当てる被写体を選択することも可能で、下記であれば自動で認識されます。
人物、動物、鳥、昆虫、車/列車、飛行機
←車や電車、飛行機については顔の部分を認識するのでかなりすごい!
リアルタイムAF(オートフォーカス)も優秀で、まさに初心者向きの機能。
光学式5軸ボディ内手ブレ補正機構を搭載
カメラボディ内に手ぶれ補正が搭載されているので、多少の手ブレは補正可能です。
写真撮影や動画撮影において非常にありがたい!
以下、Amazonページ内にあるSONYの説明を引用しています。
焦点距離が長くなるほど顕著に表れる角度ブレ(ピッチ/ヨー)、マクロ撮影時など撮影倍率が大きくなるにしたがって顕著に表れるシフトブレ(X/Y)、手持ちでの動画撮影時や長秒撮影時などに顕著に表れる回転ブレ(ロール)など、さまざまなブレを高精度に検出し補正します。
https://amzn.to/43JIBkN
SONY(ソニー) α6700:欲しかった理由と購入の決め手
前提としてカメラが欲しかった理由
主に下記の4点となります。
・ブログで使う写真のクオリティを上げたかった
・長岡花火でiPhone 13 miniとジンバルで撮影した写真に物足りなさを感じた
・子供が生まれるので先行投資
・何より楽しそう、ワクワクしそう
特に花火の撮影においてiPhone 13 miniの限界を感じ、もっと良い写真・動画を撮れるようにしたいと思い、子供も生まれるし「買うなら今しかない!」と勢いで購入しました。
よりハイエンドのスマートフォンに機種を変更することも検討していたのですが、スマホのカメラも十分綺麗とはいえカメラには劣ると判断し、ミラーレス一眼を購入することを選択。
この判断は間違ってなかった!
毎日カメラを使って写真を撮るのが楽しく仕方ないです。
α6700を購入した理由
ズバリ下記の4つの理由からα6700を購入しました。
SONYの最新モデルで当分不自由なく使うことができる
α6700は2023年7月ごろに発売された最新モデルになるので、当面の間不自由なく使うことができると思いました。
せっかくカメラを購入するなら長く、大切に使いたいと考えていたので、途中で不満が生じて買い換えるようなことがないよう一番最新のもの=スペック的にも十分なものを選択。
実際、APS-Cのカメラにはなりますが、AIプロセッシングユニットという被写体認識をAIが行う最新機能が備わっていたり(フルサイズのカメラでも入っていないモデルあり)、クリエイティブルックというSONYのカメラにあらかじめ備わっているフィルター機能があったり、動画もフルサイズ並みの動画を撮影することができたり・・・とフルサイズカメラと遜色ないくらいの機能が備わっているので、「これで十分」と判断。
僕と同じように悩んでいる方にはα6700超おすすめです。
タイプCで給電が可能
カメラを購入するにあたってスペック表にもある通りAPS-Cモデルだとα6400やZV-E10と悩んでいたのですが、6400はマイクロUSBだったので断念。
ZV-E10についてはタイプCではあるものの動画メインの機種ということもあり断念。
諸々検討した結果、α6700が良い!となりました。
写真と動画の両方がハイレベル
基本的には写真メインでの使用となりますが、動画もある程度きちんと撮れるカメラが欲しいと思ってました。
旅行やスポーツ観戦、子供の撮影など写真と動画の両方を使いたいと思う場面が多めだからです。
また、このブログではレビューの質を高めるためにテキストで伝わりにくい点を動画で説明することがあります。
その時に「綺麗な映像を届けたい」という思いもあり動画性能も重視。
α6700はまさに求めていた性能を備えていて、写真と動画どちらでもメイン機として使える点が僕のニーズと完全一致したので購入しました。
値段は高いけど、上記の通りスペックが高くバランスも良いので、カメラ初心者向けの機種だと思いました。
SONY(ソニー) α6700:おすすめのレンズ
α6700を買った当初、最初の相棒に据えたのはSIGMAの18-50mm F2.8というレンズです。
かなり人気のレンズで、今現在も取り寄せ商品になっています。
F2.8と明るいレンズでありながらレンズそのものがコンパクトで軽い点が魅力。
僕はSIGMAのレンズ1本とSONY純正レンズ1本の合計2本を持っており、両方ともぜひα6700と一緒に使って欲しいレンズになるのでそれぞれ作例と合わせて紹介します。
SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN | Contemporary
ということで前述の通り1本目はSIGMAの18-50mmの標準ズームレンズです。(フルサイズ(35mm判)換算だと27-75mm)
最初の一本目を単焦点レンズにすることも考えたのですが、色々情報を集めているとズームができた方が写真撮影を行いやすそうだった(画角の調整ができるので被写体が変わっても撮影しやすい)のと、初心者はズームレンズから始めた方が良いという声をYouTubeやブログ等で見たのでこちらにしました。
結果的に大満足で、基本的にはこのレンズをメインレンズとして使っています。
作例 ※全てJPEG撮って出し(無加工)
拙い写真で恐縮ですが、このレンズを使って撮った写真を何枚か載せておくので、α6700の写真のイメージが伝わると幸いです。
α6700と一緒に使って良かったところ【SIGMA】
①レンズ本体の見た目が非常にミニマル
下の写真の通りほぼブラックでかなりミニマル。
α6700のボディともマッチします。
②コンパクトで軽いので持ち運びしやすい
F2.8と開放値が大きいレンズにも関わらずレンズサイズが非常にコンパクトで持ち運びしやすい点もGOOD。(約290g)
実際に計測した際の写真も載せておきます。
僕はレンズにはフィルターを、カメラ本体にはアンカーとクイックリリースプレートを装着しているのでその分重さが増えてますが、それでも軽め。
③焦点距離が使いやすい
広角の18mmから人の目で見た状態に近いと言われている50mmまで幅広い距離で撮影ができるので便利です。
基本的にこのレンズをつけておけば事足りると色々なレビュアーの方が言ってましたが、本当にその通りだと思いました。
入手困難な点はネックですが、1本持っておくと良いと思います。
α6700と一緒に使って気になったところ
基本的に大満足なのですが、2点だけ気になる点があります。
①やや長い
α6700に装着してみると顔が前に伸びているような見た目になるので、この点は今も少し気になってます。
②動画を撮ると手ブレが気になる
α6700にはアクティブ手ぶれ補正という機能が備わっているのですが、これは純正レンズと一緒に使用することで真価を発揮するもの。
SIGMAのレンズだと補正が効かないので、例えば歩きながら撮影するときは歩き方を工夫したり、ストラップをピンと張ってブレないように工夫したりする必要があります。
実際、歩きながら撮影した動画を見てみるとかなり上下に揺れていました。
SONY E 15mm F1.4 G Gレンズ SEL15F14G(広角単焦点レンズ APS-C )
2本目に購入したのはSONY純正の単焦点レンズです。
僕は中古で購入したのですが、かなりオススメ!
正直SIGMAのレンズ1本でも事足りていたのですが、下記の理由からこちらを購入。
・デスク周りの写真を撮るときに広角で撮りたかった
・動画撮影時の手ブレを抑えたかった(赤ちゃんの撮影や街歩き、レビュー動画を撮る用に)
・よりボカした写真を撮りたくなった
特に動画においてα6700のパフォーマンスを高めたかった点が大きいです。
SIGMAの気になったところに書きましたが、手ブレがどうしても気になった・・・(自分のテクの問題もありますが、、!)
結果的にこちらのレンズも買って良かったです。
この2本あれば写真や普段使いはSIGMAを、動画撮影や広角目に写真を撮りたいときはSONYの SEL15F14Gを使う感じで役割を明確に分けられました。
作例 ※全てJPEG撮って出し(無加工)
こちらもいくつか写真を載せておくので、α6700と一緒に使うとどんな写真が撮れるのか参考になれば幸いです。
α6700と一緒に使って良かったところ【SONY】
①めっちゃボケる
作例に挙げた通り、F1.4で撮影すると取り込める光の量が増える分すごくボケます。
SIGMAのF値は最大で2.8なのでさらにボッケボケで写真を撮っていてとても楽しいです。
②純正レンズなのでα6700の筐体と完全にマッチ
SIGMAも見た目のマッチ度は高かったですが、純正レンズの場合質感、色味が完全一致しているので組み合わせた時の見た目の格好良さが格段に上がります。
③手ブレを軽減できた
動画撮影時の手ブレを軽減できた点も良かった。
SONY純正レンズになるのでアクティブ手ぶれ補正が有効となり、その分手ブレを軽減できました。
④軽い
SIGMAのレンズも軽かったですが、それよりもさらに軽いです。
こちらもレンズにはフィルターを、カメラ本体にはアンカーとクイックリリースプレートを装着した状態で計測。
α6700と一緒に使って気になったところ【SONY】
①これでもまだ長め
文字通り、レンズのサイズは長め。
ただ、もっと短くコンパクトなものを使いたいとなるともはやパンケーキレンズを使うか、コンデジを使った方が良いレベルだと思うので我慢できます。笑
②単焦点なので明確な利用目的がない場合は無理に導入しなくても良い
15mmと広角の単焦点レンズになるので、僕のようにある程度明確な用途がないと使わなくなってしまうと思います。
お高いレンズになるので悩んでいる場合はまずはSIGMAの18-50mmを買っておけば間違い無し!
(もし買うとしたらメルカリとかマップカメラとかで中古品で状態の良いものを探すのが良さそう)
SONY α6700のまとめ:値段は高いけど、初心者におすすめしたい万能カメラです!
購入から約半年が経過したのでα6700の使用レビューをまとめてみました。
「初心者だしもっと安い中古カメラにしよう」と思う方もいるかもしれませんが、逆に初心者向けのバランスの良いカメラだと感じました。
頻繁に買い換えるものでも無いと思うので、初期投資だと思って購入すると良いと思います。
次の記事ではおすすめのアクセサリーなどについて改めてまとめようと思っているので、ぜひ合わせて読んでいただけると嬉しいです。
- 軽くて持ち運びがしやすい
- グリップ部分が大きくてカメラを持ちやすい
- ダイヤルが3つあり、ISO・F値・シャッタースピードの調節がしやすい
- オートフォーカスやクリエイティブルックが便利
- カメラと動画どちらでもハイパフォーマンスを発揮する
- 予算があるならα7c IIが良いかも?
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